ムジーク

勝手気ままに綴る音楽ブログ

Best Albums of Japan 2019

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遅ればせながら、弊ブログを運営する2人が選出した2019年の邦楽ベストアルバムを発表いたします。完全に個人的な好みに準拠していますが、それがイコール『ムジーク』の色だと考えていただければと思います。

 

以下、それぞれコメントをつけました。全25枚です。

 

平成が終わり、テン年代も終わり、いよいよ新時代へと突入した感触があります。2020年はどんな音楽に出会えるのでしょうか。

 

そんな期待も込めつつ。今年も、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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indigo la End - 濡れゆく私小説

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主人公はいつも幸せになれない。主人公はいつも涙を流している。感傷的な失恋ソングにも何故だか愛着が湧く。

(miku)

 

 

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・AAAMYYY - BODY

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モダンかつコンテンポリーな雰囲気のサウンドと退廃的な歌詞のアンバランスな組み合わせがクセになる一枚。聴き終えた後、どこか違う世界にタイムスリップしたような感覚になる。

(miku)

 

 

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・江沼郁弥 - それは流線型

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「毒を吐く」と言うよりは、必死に「解毒」しているのかもしれない。抗いながら、やがて研ぎ澄まされて流線型になり、鋭く風を切って進む日を想う。そんな切実な歌。

(taku)

 

 

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・ENDRECHERI - NARALIEN

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喜びも悲しみも全てファンクに昇華されていく。『NARALIEN』を通してあなたも堂本剛流の宇宙へと誘われてみませんか。

(miku)

 

 

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小袋成彬 - Piercing

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ピアスを開けるように、ささやかでも確実な意志を持って、新しい時代への風穴を開ける。新しい時代への祈りのような作品。

(taku)

 

 

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・KIRINJI - cherish

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令和の職人集団キリンジの作った至高の一枚。ユニークでユーモア溢れる楽曲群に心のトキメキが止まらない。

(miku)

 

 

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サカナクション - 834.194

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原点と現在地。その狭間を泳ぎ続けてきた彼らが出した答えは、「この海に居たい」と願うことだった。旅はまだまだ続く。

(taku)

 

 

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Spangle call Lilli Line - Dreams Never End

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イアン・カーティスが遺した音楽が今も愛されるように、この先も終わりなく誰かの中で鳴り響くであろう音楽が、確かに存在している。そっと身に染み込むように、自由で自然。

(taku)

 

 

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スピッツ - 見っけ

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ロック大陸の物語の先へ。この世界はまだまだ「見っけ」で溢れている。そんな希望に満ちた音と言葉たち。

(taku)

 

 

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・SPOOL - SPOOL

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憂鬱と退屈、輝きと透明感。相反する事象が綺麗に相まって美しくメロウな楽曲に変貌している。今、最も注目すべきガールズバンドの「序章」のようなアルバム。

(miku)

 

 

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・Tempalay - 21世紀より愛をこめて

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平成の終わりに相応しい作品。心地良さ、不気味さ、新しさ、懐かしさがごちゃ混ぜになって、オモチャ箱みたいだった。

(miku)

 

 

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・TAWINGS - TAWINGS

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飄々としているように見えて、実は虎視眈々と獲物を狙っているのかもしれない。ゴチャゴチャな時代を一掃する爽快なカウンター。

(taku) 

 

 

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土岐麻子 - PASSION BLUE

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東京という都市に潜む"孤独"を感じさせる、憂いを帯びたシティポップ。思わず口ずさみたくなるキャッチーなサウンドが脳裏から離れない。

(miku)

 

 

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・ナツノムジナ - Temporary Reality Numbers

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吸い込まれそうな青空と海辺の狭間で、ふと頬を撫でる潮風のように、彼らの音楽は優しく、懐かしく、そしてどこか切ない。

(taku)

 

 

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・nuance - botän

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軽やかに、それでいて強かに。離れてしまいそうなものをボタンで留めるように。彼女たちは、それが「愛」だということを知っている。推すなら今!

(taku)

 

 

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THE NOVEMBERS - ANGELS

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NEO TOKYOのための賛美歌。人類が使徒に立ち向かう準備は整った。

(taku)

 

 

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・BBHF - Family

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身近にあるものを「家族」と呼んでみる。小さくなった車から降りて新たに歩み始めた彼らの、そんなオープンでポジティブなメッセージたち。

(taku)

 

 

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・羊文学 - きらめき

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通底する陰りや憂い、それらとコントラストを成すように放たれる「きらめき」たち。それは彼女たちのアイデンティティと僕らのマインドが共振することで、より強固になっていくのだろう。

(taku)

 

 

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・FINAL SPANK HAPPY - mint exorcist

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官能的なムードと大人の悪ふざけ。一転してダウナーな側面も。「メンヘラへのカウンター」などという形容では収まらないほど、実は普遍的でシンプルに「良い音楽」を体現している。

(taku)

 

 

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フィロソフィーのダンス - エクセルシオール

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真っ赤なフェラーリに乗ってどこまでも。あなたの街にやってきて、彼女たちは踊る。

(taku)

 

 

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・Black Boboi - Agate

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無機質かつスタイリッシュ、誰にも媚びず分類にとらわれない音楽。聴けば聴くほどに飲み込まれていく。

(miku)

 

 

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Base Ball Bear - Grape

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まるで葡萄の粒のように、少し力を入れれば途端に潰れてしまうような、そんな感情の微妙な部分をギターとドラムとベースだけで描き切った新たな出発点。

(taku)

 

 

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・MINAKEKKE - OBLIVION

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忘れるために、暗闇で踊る。その儚くも美しい姿に魅せられる。

(taku)

 

 

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Maison book girl - 海と宇宙の子供たち

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彼女たちがこれまで表現してきた「喪失」は、何かを手に入れるためのステップに過ぎなかった。不可触で神秘的な世界へのゲートがここに。

(taku)

 

 

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LUNA SEA - CROSS

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過去のLUNA SEAらしさと現在のLUNA SEAらしさが同居するアルバム。溢れ出る光の粒が眼に浮かぶような壮大なサウンドが愛おしい。

(miku)